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弾力ある歯応えの魚介が元気にいい、っていうお話

  • kujira-takahama
  • Aug 13
  • 21 min read

Updated: Aug 26

タコとイカは、夏が旬(の種類もあるよ)!

低カロリーで酒のつまみにもええんやて!


まいどおおきに。

大阪の中央卸売市場で仲卸をやってる高浜康子です。

夏真っ盛りですね!

夏と言えば夏祭りや花火大会。

屋台のヨーヨー釣りや金魚すくいを楽しんだり、タコ焼きやら焼きイカやら食べながらビールを飲んだり、もう最高やね!

夏の醍醐味!


そう言えばタコとイカって、先祖はアワビみたいに岩に張り付いてた貝やったから、貝殻を持ってないけど貝の仲間なんですよ。

知ってました?!

殻が退化し、筋肉が発達して、素早く動けるように進化したんやって。

頭から直接足(腕)が生えてる形態から「頭足類」と呼ぶそうです。


でも近頃は、タコもイカも不漁のニュースばかりやね。

日本でもタコの産地として有名な明石では、2021年に記録的な不漁以来、漁獲量は少しずつ回復しているようやけど10年前の約1/4程度らしいから、タコ焼きも焼きイカも高級料理になってしまうんやろか。


高浜商店でもご依頼いただければタコでもイカでも仕入れることができるので、ご要望あればいつでも気軽にご連絡ください。


さてせっかくなので今回は、夏にも食べたいタコとイカについて、食べるようになった歴史や代表的な産地など、いろいろ調べてみました。

ちょっと読んでみたって~。

 

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※写真はPhotoACより


<参考サイト>


・イカ・タコとはどういう生き物なのか?


明石沖のマダコ、不漁続く 24年漁獲量231トン、依然低水準 資源回復へ稚ダコも放流






【目次】





食の歴史や文化、食べ方、郷土料理について


日本はタコ・イカともに消費量世界一で、その食文化は古代から現代まで脈々と受け継がれています。

タコとイカの違いは足の数とよく言われますが、成長過程で8本になるイカもいるそうです。

違うのは吸盤の形で、タコは切り株型でピタッと吸い付き、イカは内側にとげのあるリングがあるワイングラス型とのことです。


また、どちらも外敵から身を守るため墨を吐きますが、タコの墨は少量で粘り気が少なく海中で広がり煙幕のような役目を果たし、イカの墨は粘り気があり海中で固まりになって敵の目をそらすなどの役割があるそうです。 

イカ墨は食材としてパスタなどに使われていますが、タコ墨を使った料理はあまり見かけませんよね。成分としては大きな差はなく、タンパク質やセピアメラニン(黒色色素)、多糖類、脂質などが含まれているそうです。タコ墨があまり使われない理由は、粘り気が少なく料理に使いにくい、墨袋が内臓に埋もれて取り出しにくい、墨の量がイカの10分の1と少なく、流通する時点で体内にあまり残っていない、などが考えられるとのことです。


それぞれの食文化や歴史にも大きな違いがありますので、調べてみました。


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※写真はPhotoACより

<世界の約6割を日本で消費!「タコ」>


日本は世界一のタコ消費国で、世界の約6割(年間約6万トン)を消費しています。

世界の総漁獲量は約30万トンで、そのうち日本は約3万トンを漁獲し、残りはモーリタニアやモロッコ、中国などから輸入しています。

 

日本人とタコの関係は約2000年前の弥生時代までさかのぼります。

鹿児島県指宿市、兵庫県明石市、大阪府堺市などの弥生時代の遺跡から、タコ漁に使われた「蛸壺」と思われる土器が発見されています。

古文書では、713年の「出雲国風土記」において「タコ」が初めて登場し、古代から日本人にとって馴染み深い食材であったことが分かります。

平安時代に編纂された「延喜式」には、タコの干物やイイダコの熟鮨(なれずし)の記述があります。また、日本最古の料理書とされる鎌倉時代の「厨事類記」には「焼蛸」が登場します。

さらに江戸時代の料理書「料理物語」にはタコ料理として、なます、かまぼこ、桜煎などの記載があるそうです。

 

現代でも、タコを使った料理はバラエティ豊富に楽しまれています。

ワサビ醤油や酢味噌で食べる「刺身」、茹でダコをキュウリと和えた「酢の物」、柔らかく仕上げた「煮物」、天ぷらやから揚げなどの「揚げ物」。

また、野菜と一緒に炒めたりサラダの具材にしたり、和洋中様々な味付けに合います。

タコを使った郷土料理と言えば「タコ飯」。

兵庫県や愛知県、愛媛県などタコの産地の漁師飯だったそうです。

忘れてはならないのが、大阪のソウルフードでありもはや全国区の「タコ焼き」。

また、おでんにタコを入れるのも関西の特徴のようです。


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 ※写真はPhotoACより


夏至から数えて11日目にあたる日を「半夏生(はんげしょう)」と言います。

半夏生は日本独自の暦である「雑節」のひとつで、2025年は7月1日でした。

半夏生は農作業の大切な節目であり、田植えを終える目安とされています。

関西の米の産地の農村では昔から、田に植えた苗がタコの足のように地に根付いて豊作になることを祈って、田植えを終えるとタコを肴(さかな)にお酒を飲み、お互いの労をねぎらう「半夏蛸(はんげだこ)」という習慣があったそうです。

この時期に水揚げされたタコは「麦藁蛸(麦わらだこ)」と呼ばれ、皮が柔らかく1年で最も美味しくなると言われています。

ちなみに「タコの日」というのが2つあるそうで、1つは足の数から「8月8日」。

もう一つは、半夏生にタコを食べる習慣から「7月2日」とのことです。

 

世界的に見ると、タコを食べる文化は非常に限定的です。

海外では、一部の国で宗教上の理由から鱗のない魚介類は「悪魔の魚(デビルフィッシュ)」として忌み嫌われることもあり、特に生食は考えられないとされています。

日本のほか、韓国、タイなどのアジアや、イタリア、スペイン、ギリシャ、南フランスなどの地中海沿岸地域の国では普通に食されていますが、それ以外の国では食材としてはあまり認知されていないそうです。



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※写真はPhotoACより


<保存食としても人気!「イカ」>


日本は世界一のイカ消費国でもあり、世界の年間漁獲量300万トンのうち約100万トン(30%)を消費しています。

アジアの他、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャなどでも食べられますが、生食する国はほとんどないそうです。


イカの食文化は縄文時代までさかのぼり、貝塚からはスルメイカやヤリイカとみられる骨片が発見されています。

713年の「出雲国風土記」には海産物として「烏賊(イカ)」の名が記され、平安時代の法令集「延喜式」には朝廷への献上品として記録されています。

また、10~13世紀の日宋貿易では、干物を含む海産物の輸出品としてイカが扱われ海外に流通したと考えられています。

 

江戸時代には塩辛とスルメの文化が定着しました。

イカの塩辛は庶民に絶大な人気で、日々の食事で食べられていましたが、保存のため塩分濃度は現在よりもはるかに高かったそうです。

スルメは「寿留女(するめ)」の名で結納品や贈答品などの縁起物にも用いられました。

現代でも神事にはスルメを捧げる風習が各地で残っており、例えば大相撲では、土俵に捧げる供物の一つにもなっています。

一方「スル」が「お金をする(全部使ってしまう)」として縁起が悪いとの考えから、「アタリメ」と呼ばれることも増えてきました。

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 ※写真はPhotoACより

1950年以降、石川県などで「一尾凍結法」という冷凍保存技術が確立され、釣りたての鮮度を保持した「船凍イカ」が登場し、消費がさらに拡大しました。

 

イカを使った料理としては、新鮮なイカを薄切りにしてワサビ醤油で食べる「刺身」や素麺状に細切りにする「イカそうめん」、握りや巻物のネタに使った「寿司」、丸ごと焼いて醤油やみりんで味付けした「イカ焼き」。

また「煮物」や「天ぷら」、「塩辛」も人気です。

そう言えば、大阪で「イカ焼き」言うたら、小麦粉の生地にイカの切り身を混ぜて、鉄板に押し付けて焼いて甘辛いソースで食べる、粉もんのアレですよね。

丸焼きのは「焼きイカ」として区別してる気がするけど、地域によって違うのかな。

皆さんはどうですか?

 

北海道には、イカを使った多彩な郷土料理があります。

イカの胴体にもち米を詰めて炊き上げる「イカ飯」や、生きたままのイカを醤油ベースのタレに数日間漬け込む「沖漬け」、新鮮なイカを丸ごと酒粕で漬け込む「粕イカ」、イカのすり身とシュウマイの種を練り合わせて団子状にしたものに細切りのシュウマイの皮をまぶして蒸す「イカシュウマイ」。

乾燥スルメイカと昆布の細切りを醤油ベースの調味液に漬け込む「松前漬け」など。

 

他にも、青森県では、イカのゲソと野菜をミンチ状にして丸め、油で揚げた「イカメンチ」。

富山県では、イカ墨と肝を混ぜ合わせた塩辛「イカの墨づくり」や、イカの内臓を漬け込んだ魚醤「いしる」。

佐賀県では、イカと野菜や改装を酢味噌で和えた「イカのかけ和え」。

沖縄県では、イカや野菜を煮込み、イカ墨を加えた黒いスープの「イカ墨汁」などが食されています。

 

「タコの日」があるなら「イカの日」も、と調べてみると、なんと毎月10日だそうです。

イカが10本足なのがその由来で、2010年に青森県八戸市の「まちづくり研究会」が制定したとのことです。



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※イラストはillustACより


<参考サイト>


・干す、焼く、煮る、日本人はこんなにもタコが好き


・世界でタコの人気が低いワケ 日本では弥生時代から食べられていた?



・関西では「半夏生」にタコを食べる? 各地に存在する食文化


・タコの日(8月8日 記念日)


・「タコ」を使う料理25選。定番の前菜やメイン、パーティー料理も


・兵庫県 たこめし


・愛知県 たこ飯(たこめし)


・愛媛県 旬のタコをご飯に炊き込んだ漁師飯 タコ飯


・保存食として知られる<イカ>の歴史 古くから日本人に愛されていたワケとは?


・実は日本の文化に関わる重要な食品!?いかの秘密


・いかを楽しむ世界の食卓:国別料理の紹介


・イカを使った北海道のおいしい郷土料理7選!ご家庭での作り方も伝授します


・イカメンチ 青森県


・今日はイカの日


・イカ墨料理はあるのに、なぜタコ墨は使われないのか?同じ「墨」でもこんなに違った!


・タコが墨を吐く理由は?イカ墨との違いや墨を吐かないタコの特徴





夏が旬とされるには理由がある!夏に嬉しい栄養も


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※写真はPhotoACより

<タコ>

食用とされるタコと言えば、一般的に「マダコ」を指します。

歯応えがあり、噛めば噛むほど甘みを感じられます。

他に、大ぶりで、柔らかく強い甘みが特徴の「ミズダコ」、小ぶりな「イイダコ」などの種類があります。

タコの旬は産地によって異なり、関西(兵庫、福岡、香川など)では夏、関東以北(北海道、青森、福島など)では冬とされています。

 

タコは、低カロリー・低糖質・高タンパクの健康食材です。

タコのコレステロール値はイカの約半分で、また、コレステロールを減らし肝機能を高める働きのあるタウリンを豊富に含みます。

 

筋肉や皮膚の材料となり、体を動かすエネルギー源としても重要なタンパク質や、代謝を促進し、エネルギー変換を助けるビタミンB12やナイアシンなどのビタミンB群、抗酸化作用があり、老化予防や血行促進に役立つビタミンE、皮膚の健康維持や貧血予防に役立つ亜鉛や銅も豊富に含みます。

 

水溶性で加熱すると溶けだしやすいタウリンやビタミンB群を効率よく摂取するためには、刺身やカルパッチョなど生で食べるのがおすすめだそうです。

タウリンは肝機能を高め、ナイアシンはアルコール分解作用があるので、お酒のおつまみにも良いとのこと。

小ぶりなイイダコは丸ごと煮物にして食べることが多く、内臓に含まれる鉄分や葉酸も取ることができます。

プリン体の摂りすぎに注意が必要なため、1日の摂取量は100g程度がめやすだそうです。

 

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※写真はPhotoACより

<イカ>

現在判明しているイカの仲間は500種以上あり、そのうち日本近海で生息しているイカは100種以上だそうです。

イカは、ツツイカ目とコウイカ目に大別することができます。

ツツイカ目は胴が細長く甲のないもので、「スルメイカ」「ヤリイカ」「アオリイカ」「ケンサキイカ」など、スーパーなどでよく目にするイカの多くがツツイカ目です。

コウイカ目はコウイカ、モンゴウイカなどで、甲があり、胴体の後端が丸いドーム状になっています。コウイカ目の甲は、貝類の持つ貝殻に該当します。ツツイカ目では、俗に骨と呼ばれる背中にあるプラスチック製のような軟甲がそれに当たります。

主に食用として好まれるイカには、「スルメイカ」「ヤリイカ」「アオリイカ」「コウイカ」などがあります。

 

イカの旬は種類によって異なります。

「イカの王様」と呼ばれる「アオリイカ」は6〜8月、最も一般的な「スルメイカ」は7〜9月、「ヤリイカ」は10月〜1月、コウイカは通年とのことです。

 

味わいも種類により特徴があります。

「アオリイカ」はうま味成分が豊富で、さらっとした甘みとしなやかな歯応えがあります。

「スルメイカ」はねっとりとした甘さが特徴。

「ヤリイカ」は身が柔らかく、くせのないほのかな甘みがあります。

「コウイカ」は、肉厚でもっちりしていて甘みがあるのが特徴です。

 

イカは良質なタンパク質を豊富に含む、低脂質な健康食材です。

タウリンを豊富に含む他、集中力を高めたり、体の成長に関わったり、肝機能を強化したりする働きが期待できる必須アミノ酸のリジンも多く含みます。

 

他にも、ビタミンEやビタミンB12、亜鉛などを豊富に含みます。

また噛みごたえがあるため早食い防止にもなり、ダイエットにも役立つとされています。


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※写真はPhotoACより


<参考サイト>


・旬は関西が産地のたこは夏/関東以北が産地のたこは冬


・タコの栄養素と効能――低カロリーで高タンパク、疲労回復にも◎


・ツツイカ目とコウイカ目とは?


・イカのかたちと種類編






主要産地とブランドについて


<タコ>

タコの漁獲量を都道府県別に見ると、2023年のトップは北海道で6割以上を占めます。

以下、岩手県、宮城県、青森県、福岡県、と続きます。

主な産地とブランドタコについて、調べてみました。

 

【兵庫県】

「西の明石、東の志津川」(または「東の佐島」)という言葉があるほど産地として有名な明石市で漁獲されるマダコは、「明石だこ」と呼ばれる高級品。

明石海峡の速い海流にもまれて育つため、足が太く短くなり、「明石のタコは立って歩く」と言われるほどプリプリの歯ごたえになります。


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 ※写真はPhotoACより


【北海道】

全長3メートル、体重20キロにもなるという世界最大の「ミズダコ」は、日本海・オホーツク海地区に多く生息しています。

宗谷で多く水揚げされ、「宗谷のたこ」として稚内ブランドに認定されています。

また、やや小ぶりの「ヤナギダコ」が太平洋地区を中心に水揚げされます。


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 ※写真はPhotoACより


【宮城県】

南三陸志津川湾は、西の明石に対して「東の横綱」とも呼ばれるタコの名産地。

南三陸のタコは、ウニ、ホタテ、ツブ、アワビなどのエサを食べて育つため美味しくなるそうです。

冬はマダコ・夏はミズダコと、年中通して美味しいタコが楽しめるのだとか。


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 ※写真はPhotoACより


【神奈川県】

「佐島の地だこ」がかながわブランドに登録されています。

三浦半島の相模湾に面したところに位置する横須賀市佐島は、タコの生息に適した磯根に恵まれており、また黒潮による栄養豊富な海流がぶつかるため、タコのエサとなる貝類や甲殻類が豊富です。

水揚げのピークは5~8月。


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※写真はPhotoACより

 

【千葉県】

高級ブランド「太東・大原産真蛸」として、千葉ブランド水産物に認定されています。

いすみ沖では慶長年間から伝統的なたこつぼ漁が行われています。

三陸沖から南下してきたマダコは、豊富なエサに恵まれる九十九里からいすみ沖で栄養を蓄え、特に12月~1月に漁獲されたマダコは、柔らかく甘みがあります。


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 ※写真はPhotoACより


【広島県】

広島県の中でも一番小島が多く、水温が一定できれいな水が特徴の三原沖の海は、岩場が多く、タコのえさとなるカニやエビが多く生息しています。

また海流が速いためタコの身が締まり、歯応え抜群で味が濃いそうです。

三原市で漁獲されるタコは「三原やっさタコ」としてブランド化が進められています。


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  ※写真はPhotoACより


【岡山県】

下津井沖で水揚げされるタコが「下津井ダコ」として全国的に有名。

下津井沖では11月になるとタコ漁が最盛期になり、秋から冬のタコは「寒ダコ」と呼ばれ、一年の中でももっとも身が締まり、旨みが凝縮されています。


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※写真はPhotoACより

 

【山口県】

瀬戸内海東部、通称「周防瀬戸」は、入り組んだ地形や複雑な潮流の影響でタコのエサが豊富で、水温もタコの生育に適しており、昔から良質のタコの名産地として知られています。

「周防瀬戸のタコ」としてブランド化を推進しています。


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 ※写真はPhotoACより


【熊本県】

天草市有明町では、タコが多く獲れる夏には8本足を広げたユーモラスな姿の干しダコが街道沿いの海岸に多く見られます。

この国道324号の有明区間は「天草ありあけタコ街道」と命名され、街道沿いの飲食店や民宿組合では地ダコを使ったタコ料理を提供したり、小売店でタコ関連商品を販売したりしているそうです。


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 ※写真はPhotoACより


<イカ>

イカの都道府県別漁獲量は、トップが青森県でシェアは2割弱です。

以下、北海道、長崎県、宮城県、兵庫県と続きます。主な産地とブランドイカについて、調べてみました。

 

【北海道】

北海道近海のイカは産卵場を持たないため、エサを探して来遊することから、全道各地で水揚げされます。

その群れを追いかけて道内の港を巡るイカ釣り船もいるそうです。

獲れるのは主にスルメイカ(7~9月)とヤリイカ(3~6月)

道内のイカ漁獲量トップは函館市ですが、ここ数年スルメイカ漁は記録的な不漁が続いており、それに伴い平均単価も3年連続過去最高を更新しているそうです。


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※写真はPhotoACより

 

【富山県】

ホタルイカが「富山県のさかな」の1つとなっています。

他県では底曳網を使いますが、富山では定置網で漁獲されるため傷も少なく、また漁港まで近いため鮮度も抜群です。

富山湾独特の、海岸から急に深くなる地形により、数百万匹のホタルイカが産卵のために押し寄せ、闇夜に光り輝きます。

産卵期の3~5月が旬。


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※写真はPhotoACより



【京都府】

京丹後では1年を通して多彩なイカが水揚げされますが、特に春から夏にかけて旬を迎える白イカ(日本海側でケンサキイカを指す名称)は格別の味わいだそうです。

ブランドイカ「京丹後イカ漁火〜ISARIBI〜」は、水揚げされた白イカを「スキンパック」と「プロトン凍結」の特殊製法で瞬間保存し、美味しさを短時間で閉じ込めた瞬間熟成白イカです。


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※写真はPhotoACより

 

【鳥取県】

鳥取県では、山陰の夏の味覚・白イカの知名度向上と消費拡大を目指し、墨袋を取り除いた「鳥取墨なし白イカ」に「白輝姫(しらきひめ)」の愛称を付け、ブランド化へ向けて取り組んでいます。


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 ※写真はPhotoACより


【山口県】

下関市豊北沖の日本海の海域はプランクトンが豊富で、春から秋にかけてイカの王様と名高いケンサキイカの好漁場となります。

豊北地域で水揚げされる活イカと特牛(こっとい)市場に水揚げされる、基準を満たしたイカを「下関北浦特牛イカ」としてブランド化を推進しています。

また萩市須佐漁港では、年間漁獲高の半分以上をケンサキイカ漁でまかなっており、「須佐男命いか」をブランド化しています。


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 ※写真はPhotoACより


【福岡県】

玄界灘で漁師が一本一本丁寧に釣り上げ、活きたまま運ばれた胴の長さ15cm以上の釣りヤリイカを「一本槍」と命名。

直売所で購入したり、取り扱い加盟店で食べることができるそうです。


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 ※写真はPhotoACより


【佐賀県】

生き造りで有名な唐津市呼子の「ケンサキイカ」は、人口5500人の小さな町に年間約100万人の観光客がそれを求めて訪れる一大ブランド。

玄界灘の対馬海流で育つケンサキイカは「日本一美味しい」と評されます。 


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※写真はPhotoACより


<参考サイト>


・たこの漁獲量の都道府県ランキング(令和5年)


・日本有数のタコの名産地は明石!?明石がタコの名産地と呼ばれる理由を解説


・佐島の地ダコ


・太東・大原産真蛸(マダコ)


・北海道のたこ


・宗谷のたこ


・南三陸タコって?


・三原やっさタコ


・下津井のたこ・干しだこ



・天草ありあけタコ街道


・いかの漁獲量の都道府県ランキング(令和5年)


・函館 生のスルメイカ取扱量 記録的な不漁で6月は過去最少に



・北海道のいか 旬の時期・産地と漁獲量


・富山湾のホタルイカ


・京丹後イカ 漁火〜ISARIBI〜


・鳥取墨なし白いか白輝姫


・須佐男命いか


・下関市水産物5大ブランド『いか』


・福岡県のイチオシ地魚たち 一本槍 (いっぽんやり)


・なぜ呼子のイカは全国ブランドになれたのか





世界で食される、弾力ある歯応えの魚介


世界ではタコ、イカはどのように食べられているか、調べてみました。

韓国、中国などの東アジア諸国や、地中海周辺の国々でよく食べられているようです。

 

<タコ>

【韓国】

「サンナクチ」は、生きているテナガダコをぶつ切りにして、ゴマ油やコチュジャンに絡めて食べる。

「ナクチポックン」は、手長タコを唐辛子味噌とニンニクで炒め、混ぜ合わせる。

プサンではスープが入った鍋料理で、ソウルではスープがない激辛料理となっている。


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 ※写真はPhotoACより


【イタリア】

「ポルポ・アフォガート」は、タコとオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪、トマト、塩、パセリの茎を白ワインで煮込む料理。

 

【ギリシャ】

「タコの赤ワイン煮」は、タコをブツ切りにし、オリーブオイル、タマネギ、トマト、香辛料と赤ワインで柔らかく煮込む、ギリシャの代表的なタコ料理。

 

【ポルトガル】

基本的に柔らかくなるまでよく茹でる調理法が主流。

「アローシュド・ポルヴォ」は、冷凍タコとタマネギ丸ごとを圧力なべで柔らかく煮て一口サイズに切り、米とニンニク、チョリソーなどと合わせて炊き込むタコ飯。

「タコの天ぷら」は、小麦粉を使ったものと、細かいパン粉を使ったものがあるとのこと。

「タコサラダ」は、タコをオリーブオイルとビネガー、パクチーでさっぱりと味付けしたサラダ。

「ポルボ・ア・ラガレイロ」は、オリーブオイルをふんだんに使い、ジャガイモと一緒にオーブンで焼く北部の料理。


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※写真はPhotoACより


【スペイン】

「フェイラ風タコ」は、柔らかく茹でたタコをぶつ切りにし、塩、パプリカパウダー、オリーブオイルを振りかけ、爪楊枝で食べる。

「タコのガリシア風」とも呼ばれる、ガリシア地方の郷土料理。


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  ※写真はPhotoACより

 

<イカ>

【韓国】

「イカの刺身」は、薄切りにしたイカをコチュジャンと酢味噌で食べる。

「オジンオ・ポックム」は、イカと野菜をコチュジャンベースの辛いソースで炒めた料理。

「オジンオ・スンドゥブ」は、イカと柔らかい豆腐を辛いスープで煮込む。

 

【中国】

「イカのブラックビーンソース炒め」は、イカをブラックビーンソースで炒める。

「酥炸鮮魷」は、イカに衣を付けて揚げた料理。

「椒塩鮮魷」は、イカを塩と胡椒で味付けし、唐辛子と一緒に炒める。

 

【タイ】

「プラームック・パット・キン」は、イカと野菜をガーリックとオイスターソースで炒めた料理。

「トムヤム・プラームック」は、イカを使ったトムヤムクン風の酸っぱ辛いスープ。

「ヤム・プラームック」は、イカをライムジュース、ナンプラー、唐辛子、ハーブで和えた辛いサラダ。


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   ※写真はPhotoACより


【フィリピン】

「アドボ・プシット」は、イカを酢、醤油、ニンニクで煮込んだ、フィリピンの伝統的な煮込み料理の一種。

「キルウィン・プシット」は、生のイカを酸味のあるマリネ液で和えた、セビーチェに似た料理。


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   ※写真はPhotoACより


【イタリア】

「イカのパスタ」は、リング状のイカをガーリックとオリーブオイルで炒め、スパゲティなどのパスタに混ぜ込む。

「イカのリゾット」は、イカとトマトソースを使った米料理。

「カラマリ」は、イカリング揚げ。

レモンを搾ったり、トマトソースの一種であるマリナーラソースをつけたりして食べる。


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 ※写真はPhotoACより


【スペイン】

「パエリア」は、イカなどのシーフードを炊き込んだ伝統的な米料理。

「カラマレス・ア・ラ・プランチャ」は、イカを鉄板で焼き、オリーブオイル、ニンニク、パセリで風味を付けた料理。

「カラマレス・フリートス」は、イカリングを揚げ、レモンと一緒に食べる。

 

【ギリシャ】

「イカのグリル」は、イカをグリルし、オリーブオイルとレモンで味付けしたシンプルな料理。

「イカの詰め物」は、イカの中にリゾットや肉を詰め、トマトソースで煮込む。

「カラマリア・ティガニタ」は、イカリング揚げ。レモンとタルタルソースを合わせる。


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 ※写真はPhotoACより


【ペルー】

「セビーチェ・デ・カルマリ」は、新鮮なイカをライムジュースでマリネし、玉ねぎや香草と一緒に食べる。

「アロス・コン・マリスコス」は、イカなどを使ったペルー風のシーフードライス。


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 ※写真はPhotoACより

 

<参考サイト>


・海外の代表的なタコ料理


・ナクチポックン(釜山式)


・タコと温泉の街オウレンセ


・ポルトガルで食べたい!美味しいタコ料理





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<高浜商店の美味しいお魚>



北海道産 【刺身用】ホタテ貝柱 1㎏(2Sサイズ)


冒頭でもちょっと紹介しましたが、タコなどは貝類の仲間です。。。

ということで(どういうこと?)、生食用の北海道産ホタテ貝柱をご紹介します。


高浜商店でも人気のホタテ貝柱の冷凍パックです!!

生食用の北海道産ホタテ貝柱です。

解凍後にそのままお刺身でも召し上がっていただけます。

柔らかくて食べやすいのでご年配の方からお子様にも自信を持っておすすめできます。

さまざまなお料理にも使いやすいバラ凍結で、必要な分だけを解凍してご使用いただけます。

各種サイズは、粒の大きさを揃えて袋詰めしているので業務用としても使いやすいです。


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粒のサイズも各種ご用意していますので、さまざまなお料理にあわせてお使いいただけます。

お寿司やお刺身はもちろん、お酒のアテとしてバター焼きやカルパッチョ、かき揚げなどのお料理の具材に。また、カレーやシチュー、鍋の具材としてお使いいただければ、良い出汁も出て旨味が増すのでおすすめです。


タコ・イカが不漁で価格が高騰しているって話はよく耳にしますが、貝柱もめちゃくちゃ値上がりしてるんですよ!

なかなか貴重なのでよければぜひ!




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<高浜商店の商品紹介>


北海道産 【刺身用】ホタテ貝柱(冷凍)

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