あたたかい鍋料理の可能性は無限、っていうお話
- kujira-takahama
- Feb 14
- 24 min read
魚も肉も野菜も美味しくいっぱい食べられる!
冬を温かく元気に過ごすには、鍋料理がおすすめ!
まいどおおきに。
大阪の中央卸売市場で仲卸をやってる高浜康子です。
まだまだ寒い日が続きますね。
市場は早朝からやってるんで、一層、寒さが身に染みます。。。
なんせ、市場はオープンな空間やからね。
手元温めるためにストーブはつけてるけど、魚扱ってるわけやから市場中を温めるっちゅう訳にはいかんし、特に鮮魚を扱う仲卸は、氷をバンバン使ってのを見ると、こっちまで背中の辺りがゾクゾクッとします。
ほんま魚介を扱う業界の人はみんな大変やね。
高浜商店では、基本、冷凍物が多いのでおっちゃんたちも寒いの我慢して、冷凍庫から商品の出し入れしたり、丁寧にカットしたり、お客さんにお届けする商品を計ったりしながら頑張ってくれてます。
市場では寒くても一所懸命、みなさん丁寧に扱っているんで、どうぞ安心してご注文ください。
あ〜さぶ!
さて、そんな寒い日には、一択で鍋料理ちゃいます?!
ひとつの鍋でいろんな食材を煮て、熱々をみんなでいただくと、心も体もあったまります。
でも、鍋ばっかりだと味がワンパターンになったりしませんか?
出汁風味の鍋をぽん酢ダレに漬けて食べたり、すき焼き風にしたり…鍋料理っていうても人によって思い浮かべるものは違いますよね。
そこで今回は鍋料理の歴史や地域による違い、具材のバリエーションなどを調べてみました!
調理も簡単、栄養バランスもバッチリで、スープや付けだれを変えるだけでも楽しみ広がるなら毎日鍋料理でもええよね〜!
まだもうちょっと続く寒い日を乗り切るために!鍋料理のバリエーション増やすために!
ちょっと読んでみたって~。

【目次】
囲炉裏端から小鍋立て、大鍋へ!鍋料理の歴史と変遷
日本の鍋のルーツは、土器で食材を煮炊きするところまでさかのぼる、という説が一般的です。
土器の普及により「煮る・煮込む」が日常化し、のちに鍋料理として発展していきます。
「なべ」は「肴瓮(なへ)」(「肴」=さかな、「瓮」=土焼きのかめ)の意味と考えられ、「堝」の字が当てられており、鉄器の普及により「鍋」という字が生まれたそうです。
近代以前の日本の住居には、台所にある竈(かまど)とは別に、調理のほか照明や暖房を兼ねた囲炉裏(いろり)がありました。
囲炉裏端で薪を焚きながらつるのついた鍋で煮炊きし、料理を取り分けて食べていたとのことです。

※写真はPhotoACより
江戸時代後期になると、座敷に七輪や鍋を持ち出して食べるようになりました。
町家ではすすや煙が嫌われたことから台所と食事をする場が切り離され、火床は薪をたく囲炉裏から、火鉢や、木炭を用いるコンロへと変化したそうです。
囲炉裏にかける大鍋に対して、食卓に持ちだす鍋は「小鍋仕立て」「小鍋立て」と呼ばれました。
庶民が食を楽しむようになり、茶飯屋ではおでんのルーツである「田楽」が煮込まれ、湯どうふ店、あんこう鍋の店など、現在にも残る鍋料理の店が創業しています。
明治時代になると開国とともに、富国強兵のために肉を食べることが奨励され、牛鍋が流行しました。醤油仕立てや味噌仕立てなどがあり、横浜や東京に多くの牛鍋屋が開店したそうです。
現在のように「みんなで鍋をつつく」形が普及したのは、卓袱(しっぽく)料理などの登場によりひとつの皿や鍋から料理をいただくスタイルが定着した、江戸時代末期から明治時代頃と考えられています。
その後、ちゃぶ台やカセットコンロの普及により、家庭でさかんに鍋料理が食べられるようになりました。
今や日本で食べられる鍋料理は定番のものだけでなく、全国各地の郷土鍋や、ブイヤベースやチゲ、火鍋など世界の鍋料理に、カレー鍋、コラーゲン鍋など新しい鍋料理まで、多種多様になっています。

※写真はPhotoACより
<参考サイト>
・Wikipedia 鍋料理
出汁うま!味染み!鍋に入れる具材あれこれ
ひとつの鍋で多様な食材が一体となって味わえるのが、鍋料理の大きな魅力ですよね。
鍋料理に欠かせない定番の食材から出汁の旨みを吸い込む名脇役まで、調べてみました。
まずは、やっぱり海鮮の具材からご紹介します!
【カニ】
カニすきを食べるために、わざわざ産地へ旅行する人がいるほどですね〜!
豪華さと深い旨みが加わる人気の具材。
淡白な野菜と組み合わせると風味が引き立つ。
加熱しすぎないのがポイント。
年末は高浜商店にも問い合わせが増える魚介です。
カニの種類で言えば、「タラバガニ」と「ズワイガニ」が二大巨頭。
ただ、タラバガニは鍋にも使えますが、サイズや食べにくさもあってか、鍋用としてダントツ人気なのは「ズワイガニ」「紅ズワイガニ」ですね。
「ズワイガニ」は足に身が詰まっていて、加熱すると身の甘さが増すという性質があって、鍋料理には相性抜群です。
冷凍カニでも鍋で美味しく食べられますが、解凍時に旨みが逃げないように注意してください。
冷蔵庫でゆっくりと解凍するのがベストです。

※写真はPhotoACより
あと、注意(?)が必要なのは名称です。
海外産や北海道産のものでは、「本ズワイガニ」か、単に「ズワイガニ」と表記されますが、その他の地域ではブランド名の方が有名なものもあります。
基本的には同じ「ズワイガニ」で極端な味の差はありませんが、地域ごとに特色や希少性を強調しているものもあり価格差があるものや、市場には流通しないものもあります。
「ズワイガニ」をブランドで呼ぶのはオスの本ズワイガニだけですが、「松葉ガニ」や「越前ガニ」が有名ですね。
あと、関西で人気があるのは、「セコガニ」「コッペガニ」「セイコガニ」などと呼ばれる本ズワイガニのメスです。
大阪市中央卸売市場本場では、11月初旬のズワイガニ漁の解禁に合わせて毎年、初競りがイベント的に開催されます。
この日ばかりは、寒い日でも、テレビ局や新聞社の取材もあって、セリ場には人も多くて熱気ムンムンですよ〜。

【エビ】
鮮やかな色どりと風味をもたらす具材、頭や殻付きで入れると出汁がよく出る。
尾、足、背わたは雑味になるので取っておくと食べやすくなる。
短時間で火が通る。

※写真はPhotoACより
エビがメインの鍋って少ないと思うんですが(あえて海老鍋とか出なければ)、副材としては非常に優秀な食材だと思います。
ただ鍋の具材に使うにはちょっとした下ごしらえがあった方が、旨みを引き出し見た目もキレイに仕上がります。
しっかりと背わたを除去し、塩と片栗粉で揉み洗いしてヌメリを落とします。
あと大切なのは、加熱しすぎを防ぐ投入のポイントで、早い内に入れてしまうと出汁が出る一方、身が固くなりすぎて、下処理が上手くいっていないと鍋全体が生臭くなってしまいます(汗)。
食べる直前に入れてしまうと出汁がしっかりと出ないので、せっかくのエビの旨みを活かしきれなくなってしまいます。
冷凍エビを使用する場合は、流水で半解凍してから、下処理をおこなえばOK。
鍋への投入は仕上げ前で短時間(1〜2分)に留めると、プリップリの食感が楽しめますよ。
あと、剥きエビなどを使用する際は、スープの濁りを抑えるために軽く下茹でしておくのもベターかも。
エビ専門の仲卸さんに聞いた話やけど。
鍋にぴったりなエビの種類を(独断で)紹介すると
①車エビ・・・高級なエビやけど、プリッとした食感で旨みも甘味も強くてサイコー。
②バナメイエビ・・・日本で一番流通してて、スーパーでよく見かけるエビはコレ。見栄えが良い!
③ブラックタイガー・・・火を通すとキレイな赤色に。車エビの代替品として楽しむなら!

※写真はPhotoACより
【フグ】
冬が旬の高級魚。
山口県が有名やけど、産地というよりは集積地で、天然ものも養殖ものも、国内外から下関に集まります。
明治時代に山口県が全国で最初にフグ食を解禁されたこと、加工場やフグ料理店が多くあることなどから、フグの本場となっており、山口県では濁らず「フク」と呼ばれるんやて。
フグ類の中では最も高価で美味しく「フグの王様」とも言われるトラフグは、今や国内の生産量の9割以上が養殖とのこと。
養殖業者さんがエサや飼育環境に工夫を重ね、天然ものの味わいに近い高品質なフグを育てることに注力してくれてるおかげで、リーズナブルに味わえますよね。
ご存知の通り毒を持つので、お店で販売されている有毒部位を除いた処理済みのフグや、有資格者が処理したフグを必ず使ってくださいね。
鍋料理に使う時は、薄くスライスしてあらかじめ冷蔵庫で冷やしておくと、鍋に入れた時に旨みが引き立つそうです。
また、野菜が煮えた後にフグを出汁に入れ、沸騰したらアクを丁寧に取り除くこと。
短時間で火が通るので、身が白くなり表面が少し固くなったら食べ頃です。

※写真はPhotoACより
【タラ】
淡白な味わいで、さまざまな鍋料理に適する。
身が崩れやすいので、片栗粉を薄くまぶす、短時間湯引きして氷水で締めるなどの下処理をすると良い。
タラには種類がありますが、鍋に使うならスーパーでもよく見かける「タラ(マダラ)」。
ちなみに、「銀ダラ」(スズキ目)は「マダラ」(タラ目)とは全く別の魚です。
スーパーでは「生タラ」「甘塩タラ」という名称で販売されているものは、冷凍されていないもの、少し塩で味付けしているものを強調するための商品名で、いずれも「マダラ」です。
冬場ならタラは、切り身だけでなく白子や濃厚な旨みたっぷりの肝を入れて贅沢に楽しめます。
でも、「鍋料理なんで、どさっといっぺんに煮たらええんちゃう?」は御法度。
タラの場合なら、豆腐→キノコ類→野菜類(芯のあるものや葉物でも時間差つける)→タラの切り身→白子→肝の順番が美味しく食べるコツです。
魚介鍋は複雑で深い旨みも楽しめるのですが、身が柔らかいものもあったりして、火を通す順番はとても大切で、身もすぐに火が通るので油断大敵です。
あと、アラを使う場合は、下処理してから入れましょう!

※写真はPhotoACより
【鮭】
臭みを取る下処理で、より美味しく食べられる。
塩を振る、牛乳に漬ける、流水で洗い流すなどして、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
煮すぎると身が固くなるので要注意。
味噌味をはじめ、ニンニク、ショウガを薬味として加えると相性抜群!
【アンコウ】
淡白な身とプリプリとした食感が味わえる。
出汁に肝を溶かし込むと、より味わい深くなる。
冬になるとスーパーの鮮魚コーナーで見かけるアンコウの鍋セット。
「つくりかたがわからん」「家でつくるんは難しそうやな〜」とか思ってません?
でも、売ってるものは既に鍋用にカットされてたりするので心配要りませんよ。
つくり方が不安って方に簡単にアドバイス。
①身は汚れや臭みを取っておくために、熱湯にサッと湯通しておく。
②肝は一緒に煮込むよりも、から炒りして余分な水分を飛ばしてあらかじめスープに溶かしておく。
③いろいろな部位の入ったあんこう鍋セットを買う!
あとはお好みの野菜と一緒にいつもの鍋の感じで。
アンコウは1尾でさまざまな部位の味や食感を楽しめるのが特徴なので、せっかくならいろいろ召し上がってみてください。
濃厚な肝が溶け込んだ出汁はクセになる美味しさ。
アンコウ鍋が一番!っていう人もいるくらいやから、よければぜひこの冬食べてみて!

※写真はPhotoACより
【ほたて】
貝類の中でもくせが少なくまろやかな味わいで、他の魚介類と相性が良い。
【牡蠣】
深い旨みのある人気の具材。
火を通しすぎると固くなるが、片栗粉をまぶしてしっかり洗うなど下処理をしっかり行うことで、ふっくらとした食感を保ちやすくなる。

※写真はPhotoACより
魚介は種類も豊富で、あっさりしてて食べやすいけど、やっぱりガッツリ食べた感があるのは肉系の鍋ですよね。
【鯨肉】
大阪の郷土料理「はりはり鍋」に、鯨肉の赤肉が使われる。
薄く切って片栗粉をまぶし湯がいておくと、旨みが逃げずやわらかく仕上がる。
また関西のおでんには、皮の部分を油で揚げて乾燥させた「コロ」、舌の部分である「さえずり」が使われる。
コロはコラーゲンたっぷりでもちもちとした食感と特有のコクがある。
さえずりは弾力あるプルプルとした食感が特徴。

【豚肉】
あっさり食べたいならロースやモモ肉、コクを求めるならバラ肉などが好まれる。
薄切りにすると火の通りがよくなり、やわらかな食感を楽しめる。
【鶏肉】
部位によって食感や味わいに特徴があるので、鍋の種類や好みに応じて使い分けを。
ぶつ切りや手羽先などは、骨から出る濃厚な旨みが味わえる。
モモ肉はパサつきにくい。
胸肉やささみは長時間煮るとパサつくので要注意。
【牛肉】
しゃぶしゃぶやすき焼きには、きめ細かい肉質のリブロース。
煮込み系の鍋には、濃厚な風味のバラがよく使われる。
薄切りにすると火が通りやすい。
火を通しすぎると固くなるので要注意。
【つくね・つみれ・肉団子】
鶏ひき肉のつくね、白身魚のすり身を使ったつみれ、豚ひき肉などの肉団子。
野菜などを混ぜ込んで食感や風味を楽しめ、出汁が染み込みやすい人気の食材。
他にも、郷土料理に多いのはジビエ的なお肉ですよね。
イノシシ、シカ肉など地域によって多種多様なものがあるようです。
メインが魚であれ、お肉であれ、絶対欠かせないのは美味しい野菜類。
鍋にぴったりのお野菜もご紹介しておきます。
【白菜】
冬に旬を迎え、鍋料理に入れる野菜の代表格とも言える白菜。
大きめのざく切りにすると食感が残る。
食べやすさを重視するなら芯の部分を細切りに。
スーパーの白菜売り場の様子で、その日の鍋指数が良く分かりますよね。
【長ねぎ】
特に白い部分が鍋料理に好まれる。
煮込むと甘みが増す。
斜め薄切りや筒切りなど、切り方は好みに合わせて。
【玉ねぎ】
甘みと食感が、鍋の味わいを豊かにしてくれる。
くし形切りにすると、加熱時間により食感を調整しやすい。
【キャベツ】
白菜より水分が少ないため出汁の味が薄まりにくく、しゃきっとした歯ごたえも楽しめる。
【大根】
煮込むにつれて出汁がしっかり染み込み、味わい深くなる。
下茹でしておくと苦みやアクが取れ、より美味しくなる。
鍋の仕上げにたっぷりの大根おろしを加える「みぞれ鍋」も人気。
【人参】
色合いが見た目を引き立てる。
薄めの半月切りや短冊切りにすると、短時間で火が通る。
【ニラ】
もつ鍋に欠かせない野菜。
ざく切りにすると食べやすい。
火を通しすぎると苦みが出るので要注意。

※写真はPhotoACより
【水菜】
火を通しても歯応えが残り、細いので出汁が絡みやすい。
食感と鮮やかな緑色を保つため、加熱時間は短めに。
【きのこ類】
独特の旨みが染み出し、全体の味わいを豊かにしてくれる。
シイタケ、シメジ、マイタケ、エリンギ、エノキなど、いくつかの種類を組み合わせるとより複雑な風味を楽しめる。
中でもマイタケには、タンパク質分解酵素って言うのが含まれているそうで、お肉の組織を壊して柔らかくして、なおかつ旨味成分を引き出してくれる働きがあるんやって。
例えば、ちょっと硬めのお肉を使った鍋にするときには、オススメな具材なんですって〜。
【こんにゃく・糸こんにゃく(しらたき)】
独特の食感を加えてくれる。
下茹でや塩もみなど下処理をしておくと、えぐみや臭みが取れる。
ところで、『しらたきがすき焼きの肉を固くする』って聞いたことがありますか?
なんでも、しらたきなどのこんにゃくに含まれるアルカリ性の成分の特性によりお肉が固くなるって考えられていたそうなんですが、実はそれは誤解なんですって。
日本こんにゃく協会さんが実験をしたんだけど、しらたきがあってもなくても肉の固さに変化はなかったそうです。
これからは、安心して(?)しらたきを入れてすき焼きができますね。
【豆腐】
くずれにくい焼き豆腐や木綿豆腐がよく使われる。
他の具材がある程度煮えてから入れることで、出汁を吸って美味しく仕上がる。
【油揚げ】
出汁を吸って口の中で美味しさがじゅわっとあふれ出る。
油抜きをしておくと、出汁の染み込みが良くなる。
ま、鍋って野菜もメインの食材も選ばないし、お家での食事や仲閒内での宴会料理でも楽しめるので、便利やし嬉しいですよね。

※写真はPhotoACより
<参考サイト>
・鍋に入れる具材は?定番・変わり種の材料やそれぞれの栄養も解説
・鍋の具材35選 定番から変わり種、シメまで網羅してご紹介
・デリッシュキッチン 食用エビの種類を解説!おすすめレシピもご紹介
・Taste Lab 鍋と海老の下処理で旨み爆増!種類別コツや投入タイミングもわかる徹底ガイド
・自宅でふぐ料理に挑戦! 〜ふぐちり(ふぐ鍋)編〜
・プロが教える!美味しく作るふぐ料理レシピ完全ガイド
・Foodie【プロ直伝】意外と簡単だった! あんこう鍋の作り方。あん肝と味噌でコクを出すのがコツ
・日本ビューティーヘルス協会 主菜 美容レシピ 舞茸でやわらかステーキ|硬いお肉がやわらかくなるレシピ
・「しらたきがすき焼きの肉を硬くする」は誤解――こんにゃく協会、実験で確認
締めまで美味しい!定番の鍋料理
鍋料理は、水で炊いて付けダレでいただく「水鍋」、味付けしたつゆでつくる「煮汁鍋」、割り下や味噌だれで煮る「すき鍋」の3つの系統に分けられます。
「水鍋」「煮汁鍋」には、熱がじっくり通り保温性に優れている陶器製の土鍋がよく使われます。
「すき鍋」には、鉄やステンレスなど金属製の鍋が用いられます。
定番の鍋料理について、調べてみました。
【寄せ鍋】
「寄せ(寄せ集め)」の名の通り、多様な具材を合わせる鍋。
もともとは調理場での残り物を取り合わせて煮たものだったそう。
出汁はカツオ節や昆布といった魚介ベース。
タラなどの白身、エビ、カキなどの貝類を入れると、より一層味わい深くなる。
【しゃぶしゃぶ】
たっぷりの出汁に、薄切りにした牛肉や豚肉をさっとくぐらせて火を通して食べる。
脂が乗った冬のブリを使った「ぶりしゃぶ」も人気。
漬けだれとしてポン酢やゴマだれを使うのが一般的。
【ちゃんこ鍋】
力士がつくったまかない料理を「ちゃんこ」と呼び、中でも「ちゃんこ鍋」が有名。
ちゃんこが鍋料理を中心とするものになったのは明治時代以降で、栄養があって調理も簡単なため定着したという。
鶏がら出汁を使うのは、二本足で立つ鶏が土に手を付けない、すなわち相撲で負けないことを連想させることから。
具の肉団子も、白星を想像させる縁起の良いものとして入れられることが多い。
【おでん】
昆布とカツオから取った出汁に醤油などの調味料で味付けし、ダイコンや卵、ちくわ、コンニャクなどを入れて煮込む。
関西では鯨のコロ、関東ではちくわぶを入れるなど、地域によって特徴がある。
豆腐を拍子木型に切って竹串を刺して焼き、辛味噌を付けた「田楽(でんがく)」がルーツとされる。
【すき焼き】
醤油や砂糖でつくった割り下に、牛肉や長ねぎ、焼き豆腐などを入れて煮込む。
関東では割り下にすべての具材を一度に入れて煮る。
関西では最初に肉を焼いてから、割り下や野菜を加えて煮る。
江戸時代に農耕具の鋤(すき)の上で肉を焼いたことからその名がついたという。
「鯨肉」をつかった「すき焼き」もオススメ。
「畝須」「赤肉」「さえずり(舌肉)」は醤油ベースの割り下とも相性抜群で、甘く上品に仕上げたすきやき鍋は、濃厚なのにあっさりとろける肉感がたまりません。
脂っこさもなく、クセのある臭みもなく鯨肉の美味しさを存分に味わえます。

<参考サイト>
・鍋にはどんな種類がある?定番からアレンジ、ご当地鍋までご紹介
地域による特色豊かなご当地鍋料理
日本全国には、その土地ならではの「ご当地鍋」が存在します。
今や全国区になった鍋料理も多数。
いくつご存じですか?
【石狩鍋】(北海道)
サケ漁で知られる石狩市発祥。
具材はサケやキャベツ、タマネギ、コンニャクなどで、味噌で味付けをする。
漁師たちが大漁を祝うためにつくった、サケのあらやぶつ切りを味噌汁が入った鍋に入れて煮込んだ漁師めしが始まりとされる。

※写真はPhotoACより
【きりたんぽ鍋】(秋田県)
つぶしたごはんを棒に巻き付け、握って焼いた「きりたんぽ」を、野菜と一緒に出汁で煮込んだもの。具材にはきりたんぽのほか、比内地鶏やセリ、マイタケ、ゴボウ、糸コンニャクがよく使われる。
【しょっつる鍋】(秋田県)
秋田に伝わる魚醤「塩魚汁(しょっつる)」を使った出汁に、冬が旬のハタハタを入れる。
具材はほかに豆腐、ネギ、白菜などを入れるが、発祥地の男鹿ではハタハタだけとのこと。
【あんこう鍋】(茨城県)
アンコウの「七つ道具」(ヤナギ(身)、皮、胃(水袋)、肝、ヌノ(卵巣)、エラ、トモ(ヒレ))と野菜を、醤油または味噌で煮込む。
漁師が船上で食べていた「どぶ汁」がルーツとされる。

※写真はPhotoACより
【どぜう鍋】(東京都)
生きたドジョウを酒に入れ、甘辛い割り下を加えて煮込み、ネギを乗せ山椒や七味唐辛子をかけて食べる。
ドジョウを背開きにして骨と頭を取り除き、ゴボウと合わせて卵とじにしたものは「柳川鍋」と呼ばれる。

※写真はPhotoACより
【ほうとう鍋】(山梨県)
小麦粉でつくった平打ち麺と、カボチャ、キノコ、野菜、肉などの具材を、味噌仕立ての汁で煮込む。戦国武将の武田信玄が陣中食にしたことでも知られる。
【うおすき】(大阪府)
魚を用いたすき焼きで「沖すき」とも言う。
幕末の1864年に大阪の「丸万」が創作したという説がある。
タイやサワラ、カンパチ、エビ、イカ、アナゴなど新鮮な魚介の切り身を甘辛いたれに漬け込み、少量の出汁で煮焼きする。
具材は他に、春菊、三つ葉、青ネギなどの野菜と、糸コンニャク、焼き豆腐など。
溶いた生卵に付けて食べる。
大阪で牛肉のすき焼きが登場するまでは、こちらが「すき焼き」と呼ばれていた。

※写真はAdobe Stockより
【はりはり鍋】(大阪府)
かつて庶民にとって身近な食材だった鯨肉と、古くから関西を中心に栽培されてきた水菜を組み合わせた鍋。
カツオ節などで取った出汁に醤油などを加え、水菜をたっぷり入れて鯨肉を加え煮立たせる。
水菜を食べるときにハリハリッと音がすることからハリハリ鍋と名付けられたとされる。

※写真はPhotoACより
【てっちり/ふぐちり】(大阪府、山口県)
フグの毒に当たると死んでしまうことから、大阪ではフグを「鉄砲」、フグ鍋を「てっちり」と呼ぶ。
昆布出汁でフグの切り身や野菜、豆腐を煮込んでつくる。
フグの旨みが溶け出したスープにごはんを入れて卵でとじたフグ雑炊で締めるのが定番。
トラフグ漁が盛んな山口県下関市でもふぐちり(ふぐ鍋)は郷土料理となっている。
「ちり」の語源は、沸騰した湯の中に薄切りにした生魚を入れると、ちりちりと縮む様子からと言われている。

※写真はAdobe Stockより
【湯豆腐】(京都府)
鍋に昆布を敷き、一口大に切った豆腐を温め、付けダレと薬味で食べる。
豆腐をあまりぐらぐらと煮立たせず、やわらかいのどごしを楽しむ。
【ぼたん鍋】(兵庫県)
イノシシ肉を薄切りにし、牡丹(ぼたん)の花のように皿に盛り付けることに由来する。
たっぷりの野菜と一緒に煮込み、味噌や醤油で濃いめに味付けして食べる。
【牡蛎の土手鍋】(広島県)
牡蛎生産量日本一の広島県の郷土料理。
鍋の周りに塗った味噌と、牡蛎、豆腐、野菜を一緒に煮る。
味噌を溶かして好みの味にしながら食べる。

※写真はAdobe Stockより
【水炊き】(福岡県)
中国料理の鶏がらスープを使った料理がルーツと言われる。
鶏がらを水からじっくりと炊き上げた白濁スープが特徴で、ポン酢や柚子胡椒などでさっぱりといただく。
最初にスープを味わい、次にやわらかく煮込んだ鶏肉を食べ、野菜を入れて食べ、雑炊や麺で締める。
【もつ鍋】(福岡県)
牛または豚のホルモンと野菜を煮込んだ鍋料理で、戦後、アルミ鍋でモツを煮たのが始まりとされる。ニラやキャベツなどの野菜をたっぷり使い、ニンニクや唐辛子を加える。
【鶏すき】(福岡県)
古くから養鶏が盛んだった古賀市周辺の郷土料理。
鶏肉と、ゴボウや白菜、タマネギなど季節の野菜を、砂糖と醤油で煮込む。
<参考サイト>
・あんこう鍋 発祥の地! 北茨城の絶品!!あんこう鍋
・農林水産省「うちの郷土料理」:しょっつる鍋(秋田県)
・魚すき
・Wikipedia 魚すき
・ちり鍋の”ちり”の意味は?
・郷土料理「鶏すき」ご存じ?…水炊き、もつ鍋に続く「福岡の第3の鍋」にとPR中
日本でおなじみのものも!世界の鍋料理
最近、日本でもよく食べられるようになってきた、世界の鍋料理について調べてみました。
【火鍋】(中国)
専用の鍋で、辛くない白湯(パイタン)または清湯(チンタン)と、見るからに辛そうな山椒と唐辛子が効いた麻辣(マーラー)の2種類のスープを使い、肉、魚介、野菜などの具材を煮込む。
たれはゴマ油、ピーナッツだれ、ゴマだれなど多様。
【チゲ】(韓国)
具材を煮込んで熱々の状態で食卓に運ぶ鍋料理。韓国の食卓に欠かせないキムチを入れる「キムチチゲ」、インスタントラーメンの麺や餅や春雨などを入れてボリューム満点の「プデチゲ」、やわらかい豆腐を入れる「スンドゥブチゲ」など多彩。
【タイスキ】(タイ)
日本のすき焼きからヒントを得て名付けられた料理と言われ、タイでは「スッキー」という名で親しまれる。
出汁が効いたスープを注いだ鍋に、魚介類や肉類、野菜など好みの具材を加え、特製ダレで食べる。
寄せ鍋やしゃぶしゃぶ、水炊きに近い料理。

※写真はPhotoACより
【トムヤムクン】(タイ)
世界三大スープのひとつと言われる。
「トム」は煮る、「ヤム」は和える、「クン」はエビの意味。
唐辛子の強烈な辛味、タマリンドやマナオ(メキシカンライム)による爽やかな酸味、レモングラスやバイマックルー(コブミカンの葉)などのハーブ類が織りなす芳醇な香りが複雑な味わいをつくり出す。
【タジン】(モロッコ)
肉や野菜を、油を使わず具材の水分でゆっくり蒸し煮にする。
特徴的な鍋の蓋が蒸気や熱を逃さず、旨みを引き出す。
ニンジン、タマネギ、ジャガイモなどの野菜に、豆類やオリーブ、レーズンやナッツ類、羊肉や鶏肉、ミートボール、ソーセージなどが使われる。

※写真はPhotoACより
【ブイヤベース】(フランス)
世界三大スープのひとつと言われる、南フランスの漁師町発祥の郷土料理。
魚、貝、エビなどたっぷりの魚介と、トマト、タマネギなどの野菜を入れて煮込み、マヨネーズに似た「アイオリソース」を添えて食べる。
【ポトフ】(フランス)
「火にかけた鍋」の意味。肉や大きく切った野菜に香草を加えてじっくり煮込む家庭料理。
本来は、スープはスープ皿に注ぎ、別の皿に肉や野菜を切り分けて、マスタードや塩などの調味料を添えて食べるとのこと。
【アイントプフ】(ドイツ)
「ひとつの鍋」の意味。
大きめに切った野菜、肉、ソーセージなどをスープストックで煮込む、具材を並べて重ねて入れ鍋ごとオーブンで加熱する、などのつくり方がある。
冬の屋台料理としても人気。
【チーズフォンデュ】(スイス)
チーズを白ワインなどで煮込んだ家庭料理。
フォンデュは元来「溶かす、溶ける」の意味。
土鍋などの鍋の内側にニンニクを擦り付け、細かく切ったチーズを白ワインに溶かし、一口大に切ったパンや温野菜をフォークか串にさして、溶かしたチーズを絡めとって食べる。
【バーニャカウダ】(イタリア)
イタリア北部ピエモンテ地方の郷土料理。
オリーブオイルにニンニクとアンチョビの風味を効かせたソースを陶磁器製の鍋に入れ、キャンドルで熱しながら、チーズフォンデュのように野菜や肉、魚をディップして食べる。

※写真はPhotoACより
【コシード】(スペイン)
豆類と肉、野菜などを鍋で煮込む。
マドリードの郷土料理「コシード・マドレーニョ」は、最初にスープのみ供され、その後にメインとして具材を食べる。
【カタプラーナ】(ポルトガル)
二枚貝のように繋がっている銅製の鍋で、周囲の留め具でしっかり固定して調理することで、旨みが凝縮された蒸し煮になる。
魚介類と野菜を使うことが多いが肉類も使われ、素朴なトマト味やコクのある生クリームなど味付けも多彩。

※写真はPhotoACより
<参考サイト>
・鍋情報館
・世界の鍋文化!
・世界の鍋
・タイの鍋料理「タイスキ」の魅力
・トムヤムクンの魅力を徹底解説:世界三大スープの辛酸っぱい誘惑
・北アフリカの郷土料理「タジン」
・バーニャカウダって何?名前の由来やレシピをご紹介
・チーズ・フォンデュの歴史と食べ方
<高浜商店の美味しいお魚>
活締め国産トラフグ

※写真はPhotoACより
冬の味覚の王様!新鮮な国産トラフグを身欠きにしてお届けいたします。
約2~3人前(身、皮、ヒレ)のセットになります。
フグのお刺身やてっちり(鍋)がご家庭でも手軽にお楽しみいただけますよ。
身欠き(もちろん危険部位を取り除き、食べやすいようにおろしています)にしているので、食べる際にお好きなサイズにカットして、お刺身やてっちりにして思う存分お召し上がりください!
ヒレもセットしているので乾燥させたのちに軽く炙りひれ酒などでお召し上がりいただけます。炙り立てのヒレでつくるヒレ酒〜♪
たまりませんね!

※写真はPhotoACより
商品名:活締め国産トラフグ 身欠きチルド(生食可)約2~3人前
内容量:約1.0~1.2㎏の原体身欠き×1匹(正味量600~800g程度)
原材料名:トラフグ(国産)
保存方法:要冷蔵
原産地:長崎、愛媛、山口、香川
最終加工地:大阪
発送形態:真空パック
【冬季限定】活締め国産トラフグ 身欠きチルド(生食可)約2~3人前





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