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お祝いにぴったり!縁起のいい魚介、っていうお話

新しい年も楽しく笑って過ごせますように!

願いを込めて縁起のええもん食べましょ!


まいどおおきに。

大阪の中央卸売市場で仲卸をやってる高浜康子です。


あっという間に12月!

毎年思うけど、ほんま1年が過ぎるのは早いですね~!

12月に入ると、右向いて左向いたら1日が経ってる感じ。

忙しいことはええことやけど、年末のこの時期は市場に来る皆さんも、なんかに急かされてるような感じで走り回ってはりますよね。

体にだけは気をつけていきましょう〜♪


先日、思いがけないところから鯨肉の注文をいただきました。

なんと!

東京都小笠原諸島父島!!!!

えぇぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!まじかっ〜〜〜〜〜〜!?

の次に思い浮かんだのが、送料ナンボになるんやろ・・・(汗)でした。

しかし、なんとびっくり。

ヤマト運輸さんに確認したら、「東京都なので東京への荷物と同じ料金」ですって!

知ってました?!


ただ、1点落とし穴が(ってこともないけど)。

ヤマト運輸さんには常温便しかなくて、冷蔵・冷凍便がないとのこと。

こりゃ困ったってことで、郵便局に行くと冷蔵便があって、同様に送料は東京へ荷物送る料金と同じですって。

ただし、到着までに3日〜7日くらい掛かるそうなんです。

船での輸送で、船の出るタイミングで納期が変わるようです。

生もの(冷蔵)なので船が出るタイミングに合わせて発送させていただいたので、3日くらいでお届けできました。


あんなに遠くやのに東京への料金と同じって、ほんまビックリです。

市場に魚運んできてくださる運送会社の皆さんも含めて、日本ってすごいなと思います。

ただただ感謝です。


忙しい師走の中で、のんびりと届く荷物。

おいしく味わっていただければ嬉しいです。


さて、今回のブログは、毎年同じ感じですが、年末年始に食べたい魚介のお話です。

年末年始は、忘年会やクリスマス、帰省にお正月、新年会などなど、ごちそうを食べる機会が増えるのがうれしいですね。

今年の締めくくりや新たな年明けには、ちょっと奮発して美味しいもんや、景気づけに縁起のええもんを食べたいと思いませんか?


今回は、お祝いにぴったりな縁起のいい魚介について色々調べてみました。冬が旬の美味しい魚もたくさんあるよ~!

ちょっと読んでみたって~。



【目次】



 

なんといっても「タイ」はめでたい食べ物代表!


お祝いのハレの日の食材で真っ先に思いつくのが祝い魚の代表格、「タイ」。

「めでたい」の語呂合わせが有名ですよね。

見栄えの良さ、赤い外観と白い中身の紅白カラー、他の魚に比べて長生きすることなどにより、昔から縁起物として認知されてたんですよ。

 

タイは縄文時代の遺跡から骨が発見されており、その頃から食べられていたようです。


日本書紀や万葉集にもその名が記されており、平安時代にはタイの赤色が魔除けや邪気除けになるとして朝廷への貢ぎ物にされていたそうです。


鎌倉時代には、とげのようなヒレと鎧兜のような硬いウロコが武士に好まれたんやて。


江戸時代には、商売繁盛の神・えびす様がタイと釣竿を持った姿で描かれたこともあり、縁起物として広く認知されるようになったという説があるそうです。


明治時代初期に全国の神社で神前にお供えする魚がタイに統一されたことから、「タイ」が祝い魚として一般に浸透したんやって。ちなみに尾頭付きが好まれるのは、物事を最初から最後までまっとうするという意味が込められてるとか。

 

「にらみ鯛」というお正月の風習があるの、知ってますか?

三が日の間、お膳にタイを置いて飾っておくことで、神様に捧げるとともに縁起の良さにあやかるという、一部の地域の風習やねんて。

またおせちにタイの昆布締めを食べたりもしますよね。


 

赤ちゃんが生後100日に迎えるお祝いの「お食い初め」にも、タイが用意されることが多いですね。

赤ちゃんは食べることができひんから、家族が美味しくいただくんやけどね(笑)。

他にも、還暦などの長寿祝いや就職、結婚のお祝いのごちそうによく出てきますよね。



あと、日本人は「タイ」が大好きやから、それにあやかった“あやかりタイ”といわれる、本当は「タイ」じゃないけど、カタチや色の見た目で「○○タイ」と呼ばれるのもほんまに多いで〜(笑)。

それだけお祝い事も好きなんやろね!

 

一般的に「タイ」と言えば「マダイ」のこと。

天然マダイのおもな漁獲地は兵庫県、長崎県、愛媛県。

明石のタイは有名やね!

海底の地形が複雑で、すみかとなる岩礁やエサとなる小魚・甲殻類が多く、激しい潮の流れで鍛えられ身が引き締まってるんやて。

養殖も盛んで、最近ではマダイ市場の8割以上が養殖やそうです。

おもな産地は、愛媛県、三重県、長崎県、熊本県、高知県など。


<写真>PhotoAC「唐津くんちの曳山・鯛」より 


<参考サイト>


・鯛はタイでもおめでたい!古来より縁起物として重宝される「鯛」の話


・こみや料亭


・お正月に食べると縁起が良い魚は?あなたはどの魚で縁担ぎ?


・縁起物としての魚


・タイの天然と養殖の漁獲量はどのくらいですか。


・環境省 せとうちネット:マダイ







人気の高い「フグ」はもともと「フク=福」だった!?


冬が旬の高級魚「フグ」は、年末年始のお祝いやちょっとした会食などの席で食べられますよね。


縄文時代の人もフグを食べてたことが、宮城県松島湾にある里浜貝塚から出土した骨で分かるそうです。

フグの本場である山口県下関の遺跡からは、弥生時代のフグの化石が発掘されてます。


平安時代には、日本現存最古の薬物辞典と言われる「本草和名」という書物に「布久(ふく)」という名称でフグが登場してるんやて。

平安時代中期の辞書「倭名類聚抄」にも「ふく」と記載されています。

名前の由来には、怒るとお腹をふくらませる「ふくるる」の略から、「ふくべ(ひょうたん)」に似ているから、水を吹き出して砂の中をあさる「吹く」から、などの説があります。


安土桃山時代には、文禄・慶長の役の朝鮮出兵の際、兵士にフグによる中毒が続出したため、豊臣秀吉が「河豚食禁止の令」を出したというのは有名なお話ですよね。


江戸時代にもフグ食禁止は続いてて、毛利藩ではフグを食べたのが見つかったらお家断絶になるほど厳罰化されたんやて。

まあ武士以外の平民にはフグ食の文化が発展してて、松尾芭蕉が俳句に詠んだり、浮世絵の題材になったりしたそう。




明治時代になると、全国的に生フグの販売が禁止され、下関でも食べるのが難しくなりました。

ですが、初代内閣総理大臣の伊藤博文が下関の春帆楼という宿で出されたフグを食べ、あまりの美味しさに山口県令(知事)に働きかけて、明治21年(1888年)にフグ食が解禁されたそうです。

そこから全国にフグ食が広がったんやて。

 

現在のような「フグ」という呼び名は、江戸時代中頃に関東で始まり、全国へ広がったと言われます。

「フグ」=不具・不遇などを連想させることから、本場の下関では濁らず「フク」と呼ばれてます。

「フク」=福で、幸福を呼ぶ魚というおめでたいイメージから「幸福」な一年を願って年末年始のごちそうに選ばれてるんですね。



 

近年、天然フグの漁獲量が年々減少する中、養殖が盛んになってきて、今や国内のトラフグ生産量の9割以上が養殖やそうです。

現在養殖されているフグはトラフグの1種類のみ。

天然フグと養殖フグは、価格に5~6倍の差があるとも言われます。

外界を泳ぎ回る天然フグは、身がしまっていて食感が良いもの。

養殖業者さんはエサや飼育環境に工夫を重ね、天然ものの味わいに近い高品質なフグを育てることに注力しておられます。

養殖のフグは、毒を含まないエサで育てれば無毒になるんやって。

ちょっとビックリやない?

養殖場で長年調査した結果そのことが分かってるそうやけど、流通段階で有毒のものと混じってしまう危険性を考慮して、安全に食べられるよう食品衛生法で天然フグ同様の規制を受けてるそうです。



<参考サイト>


・縁起担ぎ・験担ぎ…日本の言霊信仰が見られる食べ物の名前と言い換え例


・年末年始はふぐがオススメ?! 縁起が良い魚たち


・ふぐについて


・ふぐの豆知識 No.1


・ふく食の禁止と解禁の歴史


・ふぐ食は日本でどのような歴史をたどってきたのか


・ふく百話(3)


・ふぐ養殖までの試行錯誤と守るべきふぐ食文化


・天然ふぐと養殖ふぐの違い、本当に知っている?







豪華さでは一番!長寿、強運、生命力を象徴する「イセエビ」


「エビ」も昔から縁起の良い魚介のひとつ。

長いひげと腰の曲がった姿が老人に似ていることから長寿祈願の意味があるそう。

平安時代の「和名類聚抄」によると、「海」の「老」ということで「海老(えび)」の字が当てられたようです。

目玉が飛び出していることから「目出たさ(めでたさ)」の象徴ともなっています。

また、威勢よく跳ね上がる力が強いことから、運気の強さも表しています。とげのある固い甲が武士の鎧を連想させ、ゆでると赤くなることから、織田信長や豊臣秀吉など名だたる戦国武将の祝い膳として食されていたそうです。

エビは殻が古くなると脱皮して一回り大きく成長します。脱皮を繰り返すことから、永遠の若さや生命力の象徴ともされています。



エビは現在分かっているだけで約3000種類もいるそうです。

その中でも日本人が縁起の良いエビと言われて真っ先に思い浮かべるのは、「イセエビ」やないでしょうか?

名前から伊勢で獲れるエビやと思ってたけど、そういうわけではないんですよ。

熱帯域の浅い海に広く生息しており、海外でも漁獲されています。

寿命が長く、10年~30年も生きると言われています。

 

江戸時代、江戸では鎌倉から届くので「鎌倉海老」、京都や大阪では伊勢から届くので「伊勢海老」と呼ばれたんやって。

現代ではどこでもイセエビと呼ばれるようになり、学名も「イセエビ科イセエビ」となってるそう。

他にも、「威勢のよい海老」や「磯の近くにいる海老、磯えび」がなまって「イセエビ」になったという説があるそうです。



イセエビの旬は、水温が下がり身に栄養をたっぷり蓄える秋~冬。

漁獲量の多い産地の代表格である三重県では、産卵期に当たる5月~9月を禁漁期間とし、漁の期間中も小さいものは海に放流するなど、厳しい規制を設けてるんやって。

ちなみに三重県の「県の魚」はイセエビで、初物を伊勢神宮に献納する地域もあるそうです。

他にも有名な産地は千葉県。

房総半島の沿岸部はエサが豊富なので、外房から内房までほとんどの漁港で水揚げされるんやって。

また和歌山県では、熊野灘や岐南地方、紀淡海峡など全域で獲れるそうです。

 

活きのいいイセエビは新鮮なお刺身で、濃厚な甘みやプリプリの弾力を味わいたいですね。

茹でたり蒸したりするのも代表的な食べ方で、生食が苦手な人にもおすすめやそうです。

また姿焼きにすると水分が飛んで旨みが凝縮され、しっかりとした食感が堪能できます。

贅沢にお味噌汁の具にすると、濃厚な出汁が格別です。

 

イセエビは流通しているすべてが天然ものやそうで、養殖するのは無理なん?と調べてみたら、近畿大学水産研究所で成功しているそうです。

やけど、成長するまで数年かかりエサ代がかさむ、死亡率が高い、などでコストが高いため実用化してないらしいです。

 

魚屋としたら取り扱いもほんと大変やと思います。

象徴の“ひげ”が折れたりするとその価値が雲泥の差になるので、慎重に取り扱わないといけないから、ほんま、あれは大変やね…(汗)。



<参考サイト>


・日本の海老食文化


・日本の旬・魚のお話 伊勢海老(いせえび)


・伊勢海老とは?旬の時期や産地を紹介!刺身や姿焼きなどおいしい料理法も


・伊勢海老が最も美味しい時期は?有名産地のイベントと旬の伊勢海老を美味しく食べる方法も紹介します


・伊勢海老・ロブスターのよくある質問




 

生で良し!調理して良し!「ブリ」は、西の出世頭で年取り魚!


漢字で「鰤」と書くブリは冬が旬の魚で、この時期のブリは「寒ブリ」とも呼ばれ人気です。

旧暦の師走頃に美味しくなることから「魚へん」に「師」と書くんやそうです。

大きさによって名前を変えていくことから、立身出世を願う意味が込められて「出世魚」と呼ばれ、関西では「ワカナ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ」、関東では「ワカナゴ→イナダ→ワラサ→ブリ」と名前が付いているんやって。

他の地域でもいろんな呼び名があり、すべて合わせると100種類以上とも言われてるんやて!

それだけみんなに愛されてる魚なんやね〜。

 

出世魚の代表格であるブリは縁起物として、お祝いの料理によく使われる食材の1つです。

北陸地方では、戦国武将の前田利家が年末に歳暮としてブリを贈ったという説が伝わっており、この地域の一部では、娘が結婚した年の暮れに嫁ぎ先と仲人にブリを1尾ずつ贈るという習わしがあると言われてます。

また九州の北部では、嫁ぎ先から嫁の実家にブリを贈るという習慣が伝わってるんやて。



 “年取り魚”ってご存知ですか?

お正月を祝って食べるもので、地域によって異なり、西日本では「ブリ」、東日本では「サケ」って言われています。

特に関西ではおせち料理の焼き物に入れることも多い「ブリ」。

標準和名「ブリ」については、江戸時代の本草学者である貝原益軒が「脂多き魚なり、脂の上を略する」と語っており、「アブラ」が「ブラ」へ、さらに転訛し「ブリ」となったという説があるそうです。

まあ、それだけ脂がのってるっていうことですね。



長野県や近畿・中国・北九州などでは、おせち料理だけでなくお雑煮にもブリを入れる地域があるそうです。

また、照り焼きやブリ大根などをお正月料理として食べる地域もあるとのこと。

縁起の良い魚やから、成人、卒業、入進学、就職、引越し、結婚などなど、新しい門出を祝う贈り物にピッタリ!

相手に喜ばれる贈り物を選ぶ際は、縁起を担いでみるのもええもんですよ~。

高浜商店自慢の西京漬けの中でも、ブリは人気商品なので、ぜひお祝い事の贈り物に!

 

成長の早いブリは養殖が盛んで、2016年の農林水産省の統計によると日本の海面で養殖された魚類の収穫量の半数以上をブリ類が占めているそうです。

世界で最初にブリの養殖に成功したのは香川県なんやって。

現在の主な養殖産地は、鹿児島県、大分県、愛媛県など温暖な海水域で、稚魚を漁獲して2~3年間育ててから出荷するというものやそうです。

生け簀の大型化、エサの改良、疾病対策などにより、高品質のブリを通年で安定供給できるようになってます。

「オリーブぶり」や「みかんブリ」、「さつま黒酢ぶり」など、エサや生育環境などに独自の工夫を加えて価値を高めブランド化している事例もたくさんあるんやて。



<参考サイト>


・【謹賀新年】お正月に食べると縁起の良い魚


・出世魚を食べて出世する1年に!鰤をお正月に食べるべき本当の理由


・ブリは成長するにしたがって呼び名が変わる「出世魚」


・日本産食材ピックアップ ブリ(ハマチ)


・養殖ブリのブランド化はどうやっているのですか?事例も教えてください







みんな大好き!東の年取り魚「サケ」はお歳暮の主流だった


関東の年取り魚といえば「サケ」。

おせち料理の焼き物や柚庵焼き、昆布巻きなどにも使われますよね。

日本人が好きな魚ランキング1位でもあります。

子どもから年配の人まで人気で、1世帯あたりの購入数量も魚介類の中でダントツの、日本人の食卓に欠かせない魚です。

 

サケは川で生まれて海で成長し、産卵の時には故郷の川に戻ってきます。

過酷な環境を生き抜き、命をつなぐために故郷に戻ることから、出世魚に数えられることもあります。

また一度にたくさんの子どもを産むことから子孫繁栄の象徴、争いや災いを「避け(さけ)る」の語呂合わせ、などから、縁起ものとして重宝されてるんですよ。


<写真>PhotoAC「【北海道】知床のサケ、カラフトマスの遡上」より 

 

昔はお歳暮に新巻鮭がよく贈られていたそうです。

お歳暮の由来は、お正月に歳神様へのお供え物を贈った習慣から。

分家が本家へ、また嫁いだ娘が実家へ、塩鮭や塩ブリ・数の子などの魚介類をお供え物として贈る習慣があったそうです。

また、江戸時代の商人は、お盆と年末に代金が支払われたため、そのお礼として品物を贈る習慣があり、そこからお世話になった人へ感謝の気持ちを伝えるお歳暮の習慣が広まったと考えられてます。

鮭は「裂ける」を連想させるのでお清めの意味を込めて新しいわらで巻くようになり、それが新巻鮭となったんやそうです。

新巻鮭は、サケの内臓を取り除き塩漬けにして干した保存食。

戦前までは「荒巻鮭」の字が使われていました。

荒むしろや荒縄で巻いていたことからそう呼ばれるようになったとの説があります。

 

ところでサケって「サーモン」と同じ?違うもの?

最近目にする「トラウト」ってのもあるよね?

サケとマスの区別があいまいって話を聞いたこともあるし……、と、なんや混乱してきたので、その辺をちょっと調べてみました。

 

「サケ」は、一般的には海水魚で天然物が多く、加熱が必要だそうです。

天然の海水魚にはアニキサスという寄生虫がいる可能性があるため、生食に適しません。

「サーモン」は、一般的に養殖物であり、エサの管理が徹底されているため生食できるのが特徴です。淡水魚であるサケ科サケ属のニジマスを海水で養殖した「トラウトサーモン」と、サケ科タイヘイヨウサケ属の海水魚で養殖物が多い「アトランティックサーモン」の2種類が代表的。

「アトランティックサーモン」の中でも厳しい基準をクリアしたものが「ノルウェーサーモン」です。

「サケ」と「マス」には生物学的に明確な区分はなく、育った環境や大きさによって呼び名を変えている場合があるそうです。

英語ではサケは「サーモン」、マスは「トラウト」と呼ばれます。

 

じゃあ「サケ」は天然で「サーモン」が養殖なのかと思ったら、「ギンザケ」は養殖が9割なんだそう!

おもな産地は宮城県で、国内生産量の約9割を占めてます。

もちろん生食OKとのこと。

 

養殖について調べる中で、「陸上養殖」という言葉が気になったので調べてみました。

大手商社が国内で陸上養殖されたサーモンの販売に乗り出す動きが相次いでるそうです。

陸上養殖とは、陸上に水槽などの設備を置き、人工的な環境で行う養殖のことで、近年注目されてるんやて。

初期コストや維持費が高いけど、環境管理がしやすく、寄生虫を防げるなどのメリットがあるそうです。


サケの卵であるイクラも、おせちに盛られる縁起物。

子孫繁栄の意味と、その鮮やかな赤色からめでたさや豪華さを表し、また角がない丸い形から、家族円満の願いも込められてるんやて。



<参考サイト>


・マルハニチロ「魚食に関する調査 2020」


・農林水産省「たくさん食べられている魚は、何ですか。」


・お正月に縁起の良い魚は?鮭で縁担ぎはできるの?


・お歳暮で鮭を贈る意味とは?なぜお歳暮の定番になったの?


・鮭とサーモンの違いは?天然・養殖の定義や鱒との違いも解説


・知りたい!銀鮭養殖のすべて


・国内で陸上養殖したサーモン 大手商社 販売などに乗り出す動き


・陸上養殖とは?最新事例もご紹介!


・おせち料理に「いくら」が使用される意味・由来は?







一年中重宝される!おせちや節分にも活躍する「イワシ」


おせちの定番の1つである田作りは、乾燥させたカタクチイワシを炒って砂糖、しょうゆ、みりんで絡めた料理。

関東では数の子・黒豆と並び祝い肴3種の1つに挙げられます。

イワシは成長とともに呼び名が変わる出世魚です。

地域により異なる場合もありますが、「シラス→カエリ→コバ→チュウバ→オオバ」となります。

またイワシは畑を耕す肥料として使われていたため、豊作祈願の意味があります。

その昔、イワシを田んぼの肥料にしたところ豊作になり、五万俵もの米が収穫できたという言い伝えから、田を作ることにちなんで「田作り」と呼ばれるようになったそうです。

関西での「ごまめ」と言う呼び名の語源は、小さい群れを表す「細群(こまむれ)」で、身体が丈夫という意味の「まめ」と合わさり、さらに「ご」がついて濁音となったそうです。

おめでたく「五万米」という漢字が当てられることもあります。



イワシと言えば、節分に欠かせない食材としても知られてます。

平安時代、旧暦の大晦日にあたる節分に、門口に魔除けとして「注連縄(しめなわ)」を用意し、そこに柊(ひいらぎ)の枝とボラの頭を刺して飾るという風習があり、これが節分の起源と考えられています。

イワシの頭に柊の枝を指したものを「柊鰯(ひいらぎいわし)」と呼びます。

柊の尖った葉とイワシのにおいは、鬼の嫌がるものとして知られており、「家に鬼を寄せ付けないように」との意味が込められているそうです。

今でも、奈良県を中心とした西日本や、福島、関東地方の一部に、イワシを飾る風習が残っています。また西日本では節分に無病息災の願いを込めてイワシを食べる習慣があります。

 

イワシは低価格で、養殖にはコストが合わないのが課題でしたが、大阪の岸和田漁港では全国的にも珍しいイワシの陸上養殖が行われてるそうです。

5年もの間試行錯誤を重ね、2024年の夏に初出荷したんやって。



<参考サイト>


・野菜と果物の話&市況情報 いわし


・「田作り」の意味・いわれ


・イワシなのに田を作る!?「田作り」の語源と意味とは?


・知ってる?節分にイワシを飾る理由と正しい飾り方、食べ方


・イワシは養殖していないの?できないの?完全養殖は?素朴な疑問にプロがお答えします


・ええやん!ライブ 泉州の新名物に “岸和田いわし”







<高浜商店の美味しいお魚>



高浜商店オリジナルはりはり鍋セット



鯨肉専門店の高浜商店だからできるお得で美味しい「はりはり鍋」セットができました!

あったか鍋セットで、鯨肉を美味しく食べよう!


「はりはり鍋」とは本来、水菜と鯨肉のみで食べる鍋でした。

シャキシャキの水菜の食感から「はりはり」と名前が付いたといわれています。

水菜は鯨肉の風味にもマッチし、肉から出る出汁ととても相性が良い食材として鍋に使われていたそうです。


ご家庭でお召し上がりの場合、お好みで豆腐やエノキ、油揚げなどを加えてご家族皆さまの好みで色々アレンジしてみてください。



鯨肉が多く流通していた頃はよく食べられていましたが、最近は鯨肉が手に入りにくくなったためか珍しい鍋料理となってしまい、一般の家庭ではもちろん、お店でもまぼろしのお鍋となりつつあります。


そこで!鯨肉専門店の高浜商店から、「はりはり鍋」にぴったりな美味しいセットを販売させていただきます。


特に付属の特製のお出汁は、高浜商店を知り尽くした、仲良しの洋食やなぎさんが、鯨肉に合う出汁を監修してくれています!

これはほんまに美味しいですよ〜自信を持ってお届けします!




<高浜商店の商品紹介>


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