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春に味わいたい!サワラと真ダイ、っていうお話

Updated: May 19, 2024

関西に春の訪れを告げるサワラ!美しく色づく桜鯛!

春ならではの魚たち、西京漬けも絶品ですよ~!


まいどおおきに。

大阪の中央卸売市場で仲卸をやってる高浜康子です。


聞いてください!

うちの娘、高浜愛子がなんとなんと!!

2024年4月1日付けで将棋界の「女流初段」に昇段したんですよ!

うわ〜

ほんまにすごいことなんですよ!!!

女流初段ですよ?!すごくないですか?

これはほんまにうれしいですよ〜


ということで今回も親バカなセットを用意したんです。

嬉しさあふれて超超超お買い得なセットをご用意させていただきました。

これまでお世話になった方にも、これからお世話になる方にも、たくさんの方に感謝の気持ちを込めて、愛子が選ぶこの時期におすすめの特選西京漬けをセットにしてお届けさせていただきます。

お祝いごとの多い春先にご自宅用やお祝いごとの贈りものにいかがでしょうか。

5月10日までの販売ですので母の日にもいかがでしょうか。

高浜商店で人気の特選西京漬けでパァ〜っとお祝いです。


今回のブログでは、愛子が選んだ魚の中でも特に、春が旬で、これからの祝いの席やお祝いごとにピッタリなサワラとタイについて色々と調べて書きました。

お祝いごとにピッタリなお話なので、今回もちょっと読んで見たって〜。





【目次】


<高浜商店の美味しい魚>【特別価格】高浜愛子女流初段昇格おめでとうキャンペーン!


 


関西の春告げ魚といえばサワラ!


「春告げ魚」って聞いたことありませんか?

春によく獲れる魚のことで、地域や時代によっていろいろな魚がこう呼ばれているんですよ。

代表的なもので言えば、北海道から北陸では昔はニシンやったんやけど漁獲量が激減して、最近ではメバルが春告げ魚とされてるんやって。


西日本に春の訪れを知らせてくれる代表的な春告げ魚は、サワラ。

何といっても漢字で「魚へんに春」と書くし、俳句の春の季語にもなってるからねぇ。

産卵期である春、瀬戸内海を中心にたくさん獲れます。


サワラは大きいものでは1mを超えるほっそりした魚で、その名前の由来は「サ」=狭い、「ハラ」=腹、なんやそうです。

江戸時代の本草学者・貝原益軒の著書「大和本草」の紹介により「狭腹(さはら)」と呼ばれるようになり、春によく漁獲されることから「鰆」という漢字が当てられたんやって。


成長とともに名前が変わる出世魚で、関西と関東でも呼び名が違うんですよ。

関西:サゴシ(~50cm)→ナギ(~70cm)→サワラ(70cm~)

関東:サゴチ(~50cm)→サワラ(50cm~)





<参考サイト>

・あなたはいくつ知っている?「春告げ魚」とは!


・「春告魚(はるつげうお)」のこと


・春に旬を迎える魚一覧|春告魚(はるつげうお)の意味やおいしい食べ方も




 


サワラの旬は年2回!関東では冬が旬


サワラはサバ科の回遊魚で、日本では一年中、北海道南部から沖縄の広い範囲で漁獲されてます。

実はサワラの漁獲量トップ5に瀬戸内海沿岸は入ってなくて、2019年のデータによると1位は福井県、2位は京都府、3位は石川県、4位は福岡県、5位は長崎県と、日本海で多く獲れてるんやて。


地域によって漁獲時期が異なるため、旬が年に2回あるんですよ。

関西では産卵のために瀬戸内海にやってくる春が旬

この時期のサワラはやわらかくさっぱりとしたたんぱくな味わいです。

また、真子(卵巣)や白子(精巣)も食べる習慣があり、真子は煮つけやカラスミなどの料理で食べられてます。


東海や関東では脂ののった冬場が旬とされ、好んで食べられます。

産卵を控えて雑食性になりサンマやイワシなどをエサにするため、脂がのって濃厚な味わいで、栄養も豊富になるんやそう。


サワラは北海道南部や韓国から南日本や台湾にかけて分布してて、産卵場所は中国の渤海湾と言われてるそうです。

近年、日本でのサワラの漁獲量が減少してるため、韓国や中国からの輸入が増えてるんやて。

日本に比べて韓国は2~5倍、中国は30~80倍の漁獲量があるんやそう。




<参考サイト>


・サワラの旬は春?冬? どちらも正解な理由とは


・鰆(サワラ)の旬は春!でも1番脂がのっている季節は冬の寒鰆!

・さわら食文化


・シーフードガイド サワラ類


・食材図鑑 サワラ





 


サワラは白身?実は赤身の、栄養豊富な青背魚!


サワラの身は白いから白身魚、と思ってる人が多いんとちゃいます?

赤身・白身っていうのは身の色で判断するのではなくって、水産学上の分類で、体内の「ミオグロビン」と「ヘモグロビン」の量で決まるんやそうです。


白身魚は、同じ地域で一生を過ごす根魚(ねざかな・ねうお)に多く、一般的に白い魚で味わいは淡泊。

一方、赤身魚は、長距離を回遊しながら一生泳ぎ続ける魚に多く、身がやわらかくて味わいは濃厚なんです。

タイ(白身魚代表)とマグロ(赤身魚代表)を思い浮かべてもらったらわかりやすいんちゃうかな。


サワラはサバやマグロ、ブリなどと同じ赤身魚。

その中でも、不飽和脂肪酸であるDHAやEPAが豊富に含まれる青背魚で、生活習慣病予防が期待できます。

さらに高血圧予防やむくみ改善に役立つカリウムは含有量が生魚の中で3位と多く、タンパク質やビタミンD、ビタミンB群なども豊富。


味はもちろん栄養面でも優れた魚なんですよ!



<参考サイト>


・健康メニュー|実は赤身魚!「サワラ(鰆)」の旬と郷土料理





 


西京漬けや刺身、多彩な郷土料理で味わいたいサワラ


サワラは見た目や色こそ地味ですが、味は格別!

身はやわらかくて、生ではもっちりとした食感、火をサッと通せばふっくらとした食感が楽しめます。

青魚特有の臭みもなく、身の間の小骨もないので、魚が苦手な人にもおすすめ。


古来、冠婚葬祭で煮物や焼き物などに使われてきたサワラ。

私のおすすめの食べ方は、なんといっても西京焼きですね!

高浜商店の西京漬けでもサワラは人気ですね。

特製西京味噌にじっくりと漬け込んだサワラを焼くだけで、香ばしい味噌の甘みと、サワラの旨みが存分に味わえます。

お祝いごとにはもってこいの魚です!





シンプルな塩焼きも、サワラ本来の美味しさが楽しめますよね。

醤油をかけたり大根おろしを添えたりするのもいいですね!

かぶら蒸しもサワラの味わいを引き立てられます。


サワラは傷みやすいので、お刺身はなかなか食べる機会が少ないんやけど、実は「刺身の王様」とも呼ばれるほどの美味しさなんですよ。

口の中でとろけるような濃厚で上品な味わいで、「マグロの中トロに匹敵する」「皿までなめたくなる」なんて言われてるんやて。

サワラをよく食べる岡山では刺身と言えばサワラで、漁師めしとして刺身やたたきが食べられてきたそうです。

 

岡山県ほかいろいろな地域で、多彩な郷土料理があるみたいなんで、ちょっと調べてみました。


【まつりずし・ばらずし】(岡山県)

岡山を代表する郷土料理で、お祭りやお祝いごと、おもてなしに供されます。

江戸時代、岡山藩主であった池田光正公が「庶民は一汁一菜にせよ」という節約令を出したのに対して、庶民が魚や野菜をすしの具に使い始めたのが由来やそうです。

季節によって具材が変わり、春にはサワラのほかフキやタケノコが使われるんやて。

まつりずしを蒸して温めた「ぬくずし」っていう食べ方もあるそうです。


 

【こうこずし】(岡山県)

備前市日生町で、しょうぶの節句やお祭り、船降ろしの際に必ずつくられる郷土料理。

サワラを酢に漬け、その酢でつくった酢飯に千切りのたくあん(=こうこ)を混ぜ込んで、サワラと木の芽をのせたもの。

明治時代中頃から、陸揚げしたサワラで豊漁を祝い、漁の安全を祈願して食べられてきました。

 

【炒り焼き】(岡山県)

備前市日生町で、船上で食べられてきた漁師めしが家庭料理になったと言われる料理。

サワラの骨でとった出汁に醤油や砂糖、みりんなどを加えて沸騰させ、新鮮なサワラの切り身をサッとくぐらせ、半生の状態で食べます。

甘辛い味で、刺身と魚すきの中間のような味わいが楽しめます。

 

【押し抜きずし】(香川県)

讃岐の農家では、麦刈りや田植え前の農閑期にサワラを1本購入して様々なサワラ料理をつくり、親類縁者を招いて宴を開く「春祝魚(はるいお)」と呼ばれる習慣があるそうです。

そこでサワラの「押し抜きずし」が食べられてきました。

四角や扇、松、梅などの押し型にすし飯を入れて、その間に煮た野菜の小切りをはさみます。

上には、サワラ、山椒、ソラマメ、彩りにエビ、卵焼き、キヌサヤ、紅しょうがなどの具材を型に並べて押し出す、彩り豊かな料理。

現在でも、サワラ漁が盛んになる4月下旬から6月頃によくつくられています。



<参考サイト>


・岡山県民に愛される海の幸サワラとは


・さわらのこうこずし 岡山県


・鰆の炒り焼き


・押し抜きずし 香川県




 


真ダイは春に色づいて「桜鯛」に!


春を感じられる魚のお話をもうひとつ、祝い魚に欠かせないタイについて。

「タイ」と言って多くの人が思い浮かべるのが真ダイです。

3~5月に漁獲される真ダイは「桜鯛」とも呼ばれます。

メスは初夏の産卵を前に体が桜色に色づき、オスは顔のピンク色がより一層鮮やかになって花びらを散らしたような白い斑点が出ることに由来するそう。

ちなみにカタカナの「サクラダイ」ていうのもあるんやけど、ハタの仲間で、まったく別の魚なんですよ。


タイと言えば「めでたい」の語呂合わせが有名ですよね。

見栄えの良さ、赤い外観と白い中身の紅白カラー、他の魚に比べて長生きすること、商売繁盛の神・えびす様の持ち物であることなどにより、昔から縁起物として認知されてたんですよ。


明治時代初期に全国の神社で神前にお供えする魚が「タイ」に統一されたことから、「タイ」が祝い魚として一般に浸透したんやって。

ちなみに尾頭付きが好まれるのは、物事を最初から最後までまっとうするという意味が込められてるとか。


岡山では、天然真ダイを塩竃(しおがま)でじっくりと2時間程塩蒸しにした「塩むし桜鯛」という郷土料理があります。

菰(こも)でタイを包み、上下を塩で挟んだ状態で沸騰した塩水をかけ、塩の余熱で蒸すそうです。


笠岡市では、「桜鯛の浜焼き」が春の風物詩やそうです。

水揚げされた桜鯛に注射器で海水を注入し、わらで包んで蒸し上げるもので、4~5月の約1カ月間つくられ、主に贈答用として全国で販売されるとのこと。


縁起のいい魚の代表格やから、もらったらめっちゃ嬉しいやろね!


<写真>PhotoAC「住吉神社の縁起物 えびすさん」より 

 

<参考サイト>


・意外と知らない「桜鯛」と「サクラダイ」の違い 美味しいのはどっち?


・鯛はタイでもおめでたい!古来より縁起物として重宝される「鯛」の話


・こみや料亭


・春の風物詩、鯛の浜焼き


・“桜鯛の浜焼き”始まる マダイをわらで包んで蒸し上げ 笠岡


・塩むし桜鯛


・塩むし桜鯛





 


「ふく成」さんの熊本産養殖真ダイとは?


サワラの話でも出てきた高浜商店の西京漬けには、真ダイもあるんですよ。

これ、特におすすめしたいのには理由があって、産直系のネットショップでも人気の「ふく成」さんの熊本産養殖真ダイを使ってるんです。

環境や餌にこだわり、生産管理も徹底しておられる安全安心の真ダイは、程よい脂ののりと旨みが凝縮されてて本当に美味しい!

ふんわり肉厚でやわらかい真ダイの西京漬け、一度食べてみてほしいわ~!



<「ふく成」ホームページより引用>

熊本県天草市御所浦町にある横浦島(よこうらじま)で熊本県の認証を受けた「とらふぐ」や「真鯛(マダイ)」を海洋養殖している創業60年の株式会社ふく成(ふくなり)が運営しております。

1960年に当時漁師をしていた先々代が、真鯛の養殖を始め、1979年には、先代が熊本県で最初にトラフグの養殖を御所浦島ではじめました。

ホルマリンを使った養殖方法で1997年には熊本県の生産量は1851トンのピークを迎え、全国1位の生産量にまで成長しましたが、ホルマリンの使用禁止を受けて以降は養殖技術の確立までに相当の時間を要し生産量は激減しました。

その間にもヤセ病や口白病などにも悩まされ、ピーク当時130近い業者も2000年以降18業者まで減少しました。

そんな中でも、ふく成はとらふぐの養殖技術の確立をし、2010年から「熊本県適正養殖業者認証制度」を取得しています。

それ以前にも自主的に検査機関に出し安全性を第一に考えてきました。


御所浦町は熊本県天草市にある全島離島の町です。

自然豊かな山々と波穏やかな不知火海に囲まれた熊本県天草市御所浦町はゆりかごの海とも呼ばれ、この穏やかな環境がトラフグや真鯛の養殖に非常に適しています。

ふく成の商品の品質の良さは御所浦の海であることが大きな要因の一つになっています。

ふく成では、これからも積み重ねた経験や技術を元にして、餌にこだわり、ストレスの少ない環境づくりにこだわり、美味しく、安心安全なトラフグや真鯛を全国へお届けしてまいります。

どうぞご贔屓のほどよろしくお願いいたします。


・【ふく成】通販オンラインショップ https://fukunari.theshop.jp







<高浜商店の美味しいお魚>



【特別価格】高浜愛子女流初段昇格おめでとうキャンペーン! お祝いごとにピッタリな贈りものです



高浜愛子 女流初段昇段、ほんまにおめでとうキャンペーン! 送料無料な特別セットです。

いや〜今回も親バカなセットですが、女流初段に昇段ってほんまにうれしいです!

スゴいですよね?!

今回はちょっと奮発して、5種類入った美味しいセットにしました。皆さんと一緒にお祝いさせていただければ、嬉しいです。 お祝いごとにピッタリな贈りものですので良ければこの機会にぜひ!


● 西京漬けの風味で旨味増す サワラ西京漬け約80g

● 熊本産 養殖真ダイを使用 真ダイ(骨なし)西京漬80g

● 焼けた香りが食欲そそる 赤魚西京漬け約100g

● お弁当のおかずにもぴったり 銀サケ西京漬け約80g

● ジューシーで厚めの身が食べ応え充分 カラスガレイ西京漬け約100g


しかも全て大ぶりサイズで食べ応え抜群の西京漬けです!

ジューシーな肉厚&柔らかいカラスガレイをはじめ、人気の天草真ダイ(骨なし)、赤魚、銀サケに、この時期が旬のサワラが入った愛子イチ押しの特別セットです。

この機会に、ご自宅用はもちろん、贈り物にもいかがでしょうか。


一切れずつ真空包装でパックしてお届けいたしますので、「ちょっと多いかな〜」という方でも、冷凍保存していただければ約3ヵ月は美味しく召し上がっていただけます(解凍後の再冷凍は不可)。


※写真は、左から「銀サケの西京漬け」「サワラの西京漬け」「赤魚の西京漬け」


<高浜商店の商品紹介>


【送料無料】高浜愛子 女流初段昇格おめでとうキャンペーン!

愛子イチ押しの西京味噌漬けセット









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